食費1人1日2,000円もないなんて…同情すべきなのかしらん

 昼間、メイン司会の森本毅郎がいい感じの TBS の情報バラエティ、「噂の東京マガジン」 を見ていたら、「噂の現場 生活保護費 老齢加算の廃止」 と題し、老人の生活保護費が削減されるとのことで、「弱者切捨てだ」 との政府批判の特集をやってました。 TBS 系のこの手の番組でも、しばしばクリーンヒットを飛ばすこの番組は、同じ日曜にやってる関口宏のサンデーモーニングが極端に偏向した惨い内容なのも手伝って比較的まともな番組だと思ってましたが、今日のこの特集は、見ていて頭が痛くなりました。

 月に8万円ほどの生活保護を受け、それで暮らしている独居老人。 もうすぐ一部手当てがカットされ、1万数千円が削減され 「生活できなくなる」 と窮状を訴えていましたが、ナレーションによると 「家賃はタダ」。 電気代とガス代は自分持ちでしょうけど、家賃補助を受けているなら水道代は無料でしょうし、各種税金ほか公的支出はほとんどない状態なんでしょう。 家賃など固定費を抜いた状態で月に5~6万残る状態で、「食費もままならない」「友人が亡くなっても3千円の香典も包めない」 ってのは、いったいどういう生活なんだろうか。 「1日に食費は 1,500円が限度、2,000円じゃオーバー」 と寂し気な音楽を流しながら説明しつつ、この老人の支出ノートを画面に映していましたが、「ポテトサラダ 298円」「鉄火巻きパック 480円」「手作りハンバーグ 316円」「弁当 504円」「牛肉 458円」「トマト 358円」 などなど、「おいおい、仕事して税金納めているあたしですら、毎日毎日そんなに高いものばっか食ってないぞ」 ってな価格帯の惣菜や食品ばかりがズラリ。 金額は読み取れませんでしたが、「たばこ」 や 「レギュラーコーヒー」、外食の 「タンメン」 なんかの項目もありました。

 こういう趣旨の特集で画面に映すからには、「こんなに悲惨な状況なんです」 ってな傍証を並べるわけだけど、これでどうやって庶民が同情できるんだろうか? (^-^;)。 豊かだとは云いませんが、それほど悲惨な状況にも見えません。 徒歩で普通に買い物をしているから、寝たきりでどうしようもない状態でもないんでしょうし、せめてご飯くらい自分で炊いたらいいのに。 ちょっと前にNHKスペシャルで放映した 「ワーキングプア」 なんかだと、食費は1日 200円だけ、それでも歯を食いしばり子供の世話にはならず、また公的支援なども受けずに傾いた家業を支えたり、年金を貰いながらも額が少なく、空き缶拾いまでして必死に頑張っている老人が出ていましたが、TBS はこういう老人を出して、いったい何を訴えたいんだろうか…。 ちなみに買い物の項目に 「家計簿 210円」 ってのもあるけど、おいおい、TBS が取材に来るんで、急いで作ったもんじゃないだろうな? (^-^;)。

 生活保護の削減は、「頑張って働いて生活保護を受けていない人の方が、むしろ生活保護を受けている人より経済的に困窮している」 という逆転現象を解消するための政策の一環で、あたし的には 「したばで合わせるんじゃなく、全体を底上げするようにしろよ…」 と思いますし、これまで頑張ってきた老人に現役世代の税金が使われるのも一向に構いませんが、コメンテーターの発言みたいに 「若い奴らが支えないでどうする!」 と上から叱るような云い方までされると、「インスタント食品ばかり食ったり自炊して必死に食費を浮かせて生活してるのに、何で1日に1,500円以上食費を使う老人を支えないといけないんだ?」、「そもそも国が財政難になって老人福祉が切り捨てられるようになったのは、あんたらの世代が無駄遣いして巨額赤字を作ったからでないのか?」 「だいたい年金じゃなくて生活保護って時点で、自分が若い時は年寄りを支えてなかったってことじゃないの?」 なんて愚痴を云いたくもなります。

 20代後半で年収 1,200万円超の TBS 社員から見たら、「食費が1人1日 2,000円未満」 は 「悲惨な生活」 なのかも知れませんが、テレビ局の人ももう少し庶民感覚を身に着けた方がいいんではないでしょうか? 説得力皆無ですから。 ついでに2ちゃんねる風の掲示板をでっち上げてそれを撮影して流して、ネット住民の誹謗中傷に使うのもやめてください! って云うか、「通販さん@賛成」 ってどこの掲示板の名無し名なんですか? 何度も何度も申し上げているのに、いい加減TBSは捏造をやめてください! ><。

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大槻教授のアンビリーバボー

雑誌 「ダカーポ」 に 『反オカルト講座』 と云ういかにもの連載を持っている、おなじみの大槻義彦教授ですが、ダカーポ誌上でフジTV系列のオカルト番組、「奇跡体験 アンビリバボー」 プロデューサーに宣戦布告を叩きつけ、ちょっとした話題になってます。 自身のブログ (→ こちら) でも追撃と、容赦がありません。 透視少女ナターシャの科学的な検証実験について、「インチキをするように指示があった」 と云うものですが、まぁ…超能力とやらがインチキなんですからw、そら、そういう指示もあるでしょうね。

相武紗季さんカレンダー2006年版  個人的にはオカルト番組は、「信じるほうがアホ」 と云うスタンスで、むしろ 「どういう無茶な論拠で心霊現象やら超能力やらUFOやらを実証するのか」、その面白手口を楽しむのが本来の魅力だろって感じなんですが、どういう訳か意外に本気で信じる人も多く (占いとか変な宗教とかまで含めたら、そうとうな裾野でしょう)、それがかつてのオウムのような深刻な犯罪や社会不安に発展するケースもあるから、安易にバラエティ番組だからと、乗るわけにはいかなくなっちゃう。 という訳で、もっぱらアンビリーバボー側がどういう幕引きを演じるのか、ちょっと意地悪に見てみようかなと思います。

 そういや超能力と云えば、スプーン曲げのユリゲラーってのがいましたが、彼が任天堂のポケモンに、自分をモチーフにしたと思しきモンスターが登場しているのを 「無断使用だ」 と、総額100億円もの賠償を求め裁判に訴えたって事件がありましたね。 この時の任天堂側の弁護士の法廷闘争がすこぶる振るっていて、「ポケモンに出ているユンゲラーはスプーン曲げができます、さてユリゲラーさんもスプーン曲げができるそうで、それがイメージの無断使用の論拠となっている、ではこの場で、このスプーンを超能力で曲げてもらえますか?」 とやったんですよね (有名な話なんで知ってる人が多いでしょうが)。 結果、曲げられず、ユリゲラー訴え取り下げ… (^-^;)。

 アンビリーバボー自体はお笑い番組的な切り口だし、あまり目くじらを立てるのもどうかって感じがしますが、さてどうなるんでしょうか。 「大槻教授の何でもかんでも火の玉で説明するのも一種のオカルトだろ、おい」 ぐらい、逆切れしてくれたら面白いんですが。

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