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他国に自国の倫理観を押し付ける人たち、それを喜んで受け入れる人たち

 社民党 保坂展人議員のブログ 「どこどこ日記」 によると、政府与党 (自民党・公明党) が来週にも 「児童ポルノ法」 の改正案について、提案理由説明と、参考人質疑を行いたいとの提案があったとのことです。 5月末から6月前半にかけ、笑ってしまうくらい同じパターンの日本ユニセフ協会や公明党のアピール → 読売新聞や毎日新聞のニュース配信…という 「いつもの動き」 があった児童ポルノ法改正関連ですが、ここにきてついに動き出すこととなったようですね。
 
 与党の提案に対し、民主党は 「捜査の可視化法案」が先だと主張、保坂展人議員は冤罪が判明した 「足利事件の集中質疑」 を提案。 結論は自民・民主の協議に委ねられたそうです。 いよいよ 「議論」 や 「意見交換」 ではなく、「行動」「意思表示」 の時期が来たって感じでしょうか。
 
 以前ある掲示板で、日本の混浴や、子供が赤の他人の大人と一緒に入る銭湯、温泉を、「おかしい」「異常だ」 って批判してるカナダ人がいました。 でもそんなカナダにはバンクーバーに公営のヌーディストビーチ (レックビーチ) があるし、そこでは家族が裸で遊ぶ写真が普通に撮影され、ネットにもそれがごろごろ転がっていたりもします。 Nudism とか Nudist とか Wreck Beach とかで検索したら、そういう画像がいくらでもでてくるんですね。 もちろん無修正の状態でです。
 
 欧米では風呂はトイレと同じ、とてもプライベートな場だから、親といえども子供が一人で入れるような年齢になったら、一緒に入るのはおかしい、父親と娘が風呂に入るのは児童虐待だ、性的虐待だになっちゃう。 そもそもお風呂に対する認識が違うし、バスルームの構造も違う (一人で入れるようになる年齢も異なる)。 だからアニメ 「となりのトトロ」 でサツキとメイがお父さんとお風呂に入るシーンが問題になったりする。 写真を撮るなど言語道断、児童ポルノそのものですになったりする。
 
 ヌーディストビーチが健康的なナチュナリズムの発露で良くて、銭湯や温泉、家族風呂が児童人権侵害でダメってのは、もう児童云々の話じゃなく、ある種の誤解、もっというと偏見や人種差別に基づく異文化否定だと思うよ。 日本では砂浜で裸になるのはダメだし、無修正 (局部露出) はあらゆる状況でダメだけど、海外のヌーディストビーチやその記念写真を禁止しろ、参加者を逮捕しろなんて他国の文化に文句などいわない。 でも彼らはそれを上から目線の説教口調で堂々と行う。 俺たちの倫理に従え、それが国際基準だという。
 
 非寛容と差別・偏見は全く同じものだと思うけど、日本人がとっくの昔に到達した寛容の精神 (それが雑多な文化をどんどん吸収し展開する、世界でも稀なアニメやマンガの豊かな作品群が膨大に生まれる土壌になっている) に、彼らはいつになったら達してくれるのでしょうか。 意味不明な外圧と外国人の意見をことさらに取り上げて、日本人のおおらかな感性、豊かな表現を奪う規制推進派。 寒気がしますわ。

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